金・プラチナ・シルバーなどの貴金属は
その品位をあらわす「刻印」がされていることが多くあります。
そんななか、注意を要する刻印もありますので、いくつかご紹介していきましょう。

【品位を勘違いさせやすいPt100】

Pt100の刻印は、リーズナブルなプラチナとして流通しているものです。
成分は、プラチナ10％（Pt100）と銀90％（Ag900）など。

日本の宝飾業界では「誤認」を避けるために
合金を表示するケースでは、成分比率が多いものを表示するのが基本原則となっています。

Pt100は、一般的に銀のほうが含有比率は高いのですが
市場価格の高いプラチナが表示されることで
商品のイメージアップを図る狙いがあります。

Pt100の存在自体を知らない場合は
プラチナが100％だと誤解してしまうこともありえますよね。
頭の片隅に、入れておいた方が良さそうです。

このほかにも、「P/S」という刻印もありますが、これも上記と同じです。
プラチナ・シルバーの意味で、プラチナが10％で銀が90％の安価な新素材となっています。

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